意外と知らないねんざの治療法

捻挫による後遺症を予防するには?

一般的に捻挫とは筋肉や靭帯の損傷であり、骨のズレや脱臼や関節の歪みが無い状態をいいます。捻挫をした時に早いうちに整形外科で診てもらい、画像検査で異常を確認し、医師の指示に従って正しい治療を行い、急性期を過ぎて症状が落ち着いて完治するまで、サポーターでしっかり固定してセルフケアを行った場合は後遺症の心配はないでしょう。

 

しかし、整形外科で診てもらわずに自己治療をしたり、サイズの合わないサポーターで長時間固定してしまうと、関節のズレが生じ、関節が歪んだ状態のまま固定されて、その歪みによって体のさまざまな部位に悪影響が出始めます。

 

また、足首の周りには関節の位置や関節にかかる負荷等、状況を把握する神経が張り巡らされていて、足首の安定を図っています。しかし捻挫によって筋肉や靭帯に炎症や損傷が生じたまま、自己治療で、しっかりと治療して完治させないままの状態で放置してしまっては、この足首を安定させる神経の機能がうまく働かなくなって関節の不安定さが残り「捻挫が癖になる」という状態になってしまいます。

 

また、画像検査ではわからないような微小なズレが生じたまま固定されて固まってしまう場合もあります。このような微小なズレは、後々さまざまな後遺症を起こしてしまいます。関節の微小なズレは、稼働範囲を狭め、筋肉のアンバランスな緊張を生じさせ、捻挫した場所と関係ない部位の骨・関節のズレを生じさせてしまいます。足首の関節の微小なズレが、股関節のズレを生じさせ、骨盤を歪ませ、腰痛を起こしてしまうことさえあります。

 

このような後遺症を残さないためにも、急性期を過ぎたら捻挫の部位の関節の微小なズレを矯正しておきましょう。